恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
「…話聞いてショックで。兄貴が部屋から出て行った後、そのまんまタバコ吸いながら寝ちまってさ。
目が覚めたら辺り一面火の海だぜ。…ビビった。あぁいう時って…逃げようとか思っても、足が動かねぇもんだな。
このまま死ぬんかなとか、そういう事すら浮かばねぇ。まだ…夢見てんのかって思ってた」
やっぱり、当麻くんの家が燃えたっていうのは。天ちゃん先輩のせいだったんだ。
…でもどうしてその罪を、当麻くんのお兄さんがかぶったの?
「…当麻くんの家、全焼だったんですよね。それなのに、どうして今でも当麻くんに辛くあたるんですか?彼女に騙された一番の被害者は、当麻くんじゃないですか!」
…悔しい。
当麻くんはなんでこんな男の言う事を聞くの?
ケンカするのだって、
足が治ってから出直したって、遅くはないのに。
「…それはな」
天ちゃん先輩は私のお腹に手をのせる。
目が覚めたら辺り一面火の海だぜ。…ビビった。あぁいう時って…逃げようとか思っても、足が動かねぇもんだな。
このまま死ぬんかなとか、そういう事すら浮かばねぇ。まだ…夢見てんのかって思ってた」
やっぱり、当麻くんの家が燃えたっていうのは。天ちゃん先輩のせいだったんだ。
…でもどうしてその罪を、当麻くんのお兄さんがかぶったの?
「…当麻くんの家、全焼だったんですよね。それなのに、どうして今でも当麻くんに辛くあたるんですか?彼女に騙された一番の被害者は、当麻くんじゃないですか!」
…悔しい。
当麻くんはなんでこんな男の言う事を聞くの?
ケンカするのだって、
足が治ってから出直したって、遅くはないのに。
「…それはな」
天ちゃん先輩は私のお腹に手をのせる。