恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
当麻くんに、今にも掴みかかりそうなお兄さんを、私が遮った。





「当麻くんは…私が幸せにします!」




これには、二人共




同じ顔で、目を見開いて




驚いていた。









特に当麻くん。

すぐに嬉しそうに笑うと、

私を抱えて、頬にキスをした。







「さや、最高。じゃ…オレを、幸せにしてくれよ…」

「んっ…」

当麻くんの熱い舌が、いきなり唇を割って入ってくる。







「はぁっ……」

当麻くんのエロモードは止まらない。

息継ぎさせてくれたかと思うと、唇の中を隅から隅まで舐めまわす。





あぁ…ん。

どうしよぉ。

お兄さんの前なんだけど、頭が痺れて

抵抗できないよ…。








そうしたら、当麻くんは

ゆっくり私から唇を離した。






そして、お兄さんの方を見る。

私は…恥ずかしくて、当麻くんの胸に顔をうずめた。






「…兄貴」

「…おぅ」

お兄さんは、私たちに呆れてるのか

少し気の抜けた感じの返事。



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