恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
「あ~っ、見て見て」


「さや先輩と当麻先輩だ~。いいよね、あの二人。憧れるなぁ…」


「当麻先輩がベタ惚れだもんね。見た目ちょっと怖いのに、さや先輩の前だと…カワイイ」


「言えてる~。羨ましいなぁ」






そんな後輩たちの声が聞こえてくる。








そんな時は、ちょっと優越感かな。

みんなに人気のある当麻くんを

独り占めできている私。





「…なぁ」

「どーしたの?早く教科書開いてね」




当麻くんは、机に突っ伏しゴロゴロしてる。

顔を上げ、私を見る。

「いつもの…あれ、くれよ」

「え~っ。もう?」

「おぉ」

照れながら言う、この瞬間の当麻くんが可愛らしいな…っていつも思う。






当麻くんの言う、アレ

とは。








パク







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