恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
あの彼女とのプリクラも

…そうだったし?





今、私の中に、一瞬嫉妬心が芽生える。





彼女は今はもう天ちゃん先輩のものだし…

もう、当麻くんとは関係ないんだけど。

けど、

思い出すと…ちょっと妬ける。






黙った私に気づいた当麻くんが、体を起こしイスに座り直した。

「…なんだよ。なんか言いたいコトあんの?」



まぁ…言っちゃっても、いいか。

過ぎた事だしね。

彼女を一途に大切に思っていた当麻くんだからこそ、今…私だけを大切にしてくれるんだから。




「あの…彼女との、プリクラ。あれも、大切にお財布に入ってたなぁ…って。

うん。でも、いーんだ。今は、私の写真が当麻くんのお財布に入ってるもんね?」

にこっと笑ったら…

当麻くんが少し切ない表情をした。







あ…

言わない方が良かったかな。









「…さや」



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