恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
「…わかった。じゃあ許してあげる。えっと。でも、このプリクラは、もう必要ないよね?」




カードの一番下に貼ってある、金髪当麻くんと彼女の写真。

それを摘もうとしたら、





…阻止されたっ!





嘘~っ!





「これはダ~メ。御利益なくなんじゃん?」

意味わかんないんだけどっ。

「ちょっと…ズルい!やっぱり…」

当麻くんにカードを取られ、代わりに伸ばした手を掴まれる。







「…大人しくしね~と、襲っちゃうよ」

「きゃっ…」

当麻くんは、ニッと笑うと

私の指一本一本に…優しく指を絡めてくる。





その手をギューッとすると、

すぐに、甘い…口づけをくれた。









もうっ。

当麻くん?








怒りたいけど、怒れない。

だって…

当麻くんのキスは

どんどんエスカレートしていく。







ダメだよ…

窓開けてるし。








抵抗できずにいると…

廊下で女の子たちの声が聞こえてきた。





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