恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
オレにしとけよ



「て事だ。わかったな?」


「…はい」


今、私は職員室にいる。



先生に怒られてるわけじゃなく。

次の授業が自習だから、プリントを職員室まで取りに来たんだ。

私が先生の代わりに、みんなに簡単に説明をして、最後に小テスト。



…優等生も疲れるよ。

皆川さや、なら大丈夫。あいつに任せておけば、楽できる。

そんな噂が先生の間で流れてるのかと思う位、最近やたら自習が多い。

そして決まって呼ばれるのは、私。




…ふぅ。




カラ~ン。
コロ~ン。

昼休みの終わりを告げるチャイムが、スピーカーから聞こえてくる。

< 41 / 390 >

この作品をシェア

pagetop