君を僕の好きにさせて貰います(短編)
僕が望むのは
今日も昨日も一昨日も、大好きなマカは僕の家のベッドにゴロゴロゴロゴロ。
我慢が辛くてもう僕も5歳のボクじゃないんだと思った。
15歳の僕は子供でも大人でもない。
じゃあなんなの?そう思うけれど無防備なマカを前にして、子供の無邪気な感情は沸き上がらず、
大人の余裕もなかった。
だけど手を出す勇気も無くて笑ってたら「変な苺」って笑われるんだ。その変な僕の中で渦巻く黒なんてマカは気付かずにね
明日も明後日も明明後日もずっとずっと一緒にいたいから
ずっとずっと僕は君が欲しいから
僕が望むのは君が傍に居てくれること。一生涯どこにも行かずに
でも僕は狂ってしまっているから、我慢出来なくて君を閉じ込めてしまうかもしれない。
そうなったらそれはそれでいいのに。なんて思う僕とは裏腹にマカはノンキに僕のノートに落書きしてた。