ＴeFU ＴeFU ～蝶の媚薬～

利つは完璧なひっこみ禿だと思う。


誰もが彼女が将来的に最高の地位につく女郎になると確信していた。


一方私は、利つほどの容姿も才能も持っていない。


だから、努力という面では劣っているとは思えないが
利つの初めから持ち合わせているものには適わなかった。


｢遅くまで勉強はいいけれど、姐さんに起こしてもらうのはマズいよ…｣




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