TeFU TeFU ~蝶の媚薬~
朝日姐さんは意地悪だ。
煙りが目に入って、涙がとまらないし
気持ち悪い臭いでむせているのに...
「十数えるまでに、喋らねぇなら、髪の毛むしりとってやる」
理不尽...
どうして、こんな狂暴な人が花魁なんだろうか...
いや、それ以前の問題で人として...
「―――六、七...」
『は、話すよ...わ、笑わないでよ..』
「―――八、ここの…」
あるものを取り出して、冷や汗ビッショリのえ津話し始めた。
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