TeFU TeFU ~蝶の媚薬~
第四夜




「姐さ―ん、え津姐さん」


ゆず波が私を呼んでいる。


『呼びに来てくれたのかい?今行こうとしたところだよ。』


「ほんと?幾松(イクマツ)様は早く会いたがってるよ。

でも姐さん凄いよね…。
あんな高貴な方に想われて…あ、すみません…」


ゆず波は何かを感じとり謝った。私の顔が一瞬、強張ったからだろう。


『すまない…怖がらせて…

それに今日は一緒に寝れないよ。』




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