ミックスラブルス

それからはお互い何も話さずに黙ったまま歩き続けてあっという間に花原さんの家に着いた。

「今日は色々ありがとね、高畑くん。じゃあ、また明日」

「また明日」

俺がそう言うと花原さんは足早に家の中に入って行ってしまった。俺も花原さんが家に入ったのを確認して家に向かって歩き出した。

「どうしたんだろう花原さん」

俺はボソッと独り言を言いながら家に帰った。そしていったい花原さんは何を考えていたのだろうと考えながら今日は眠りについたのであった。