ミックスラブルス
「そう、ならよかったよ。だからいい加減離れてくれないか?」

俺は明西さんにあまりに強くくっつかれているのがすごく恥ずかしった。だからこのまま家まで歩いていくのはちょっと勘弁して欲しかった。

「やだ~、私はずっと高畑くんの隣にいるの」

明西さんはム~っと頬を膨らませながら俺の顔を見てきた。

「ずっとっていつまでだよ」

「ずっとって言ったらずっとなの」

「よくわからねぇ、ってか明西さんキャラ変わってないか?」

「う~ん、確かに高畑くんから見たら変わってるかもね~」

「どういうことだよそれ」

「だってこれまで女友達としか、こんな感じで話したことないもん」

「何で俺だけ?」

俺はいつの間にかに明西さんの態度が変わっていたことに気づいて何でか気になったから追求しだした。

「だってさっき私を守ってくれたから高畑くんなら信じれるんだもん」

「信じれるって何を?」

俺は明西さんが何を言いたいのかが全然分からずだんだんなんて聞けばいいのか分からなくなってきた。

「高畑くんの、や・さ・し・さ」

明西さんはそう言いながら満面の笑顔を俺に見せてきた。俺はまさかこんなに優しさについて言われるとは思っても見なかったからすごく恥ずかしくなってしまって明西さんから目を背けた。

「あ、どうしたの高畑くん顔が赤くなってるよ?」

「え、まじで、あぁ恥ずかしい~」

明西さんが俺の顔を見ながら笑顔で言ってきたから、さらに恥ずかしくなってしまった。

「いいから離れてくれ、本当に恥ずかしいからさ」

「やだ、私高畑くんから離れたらまた絡まれちゃうよ~」

「何言ってんだ、そんなわけ・・・」

「あるでしょ?」

「はい、あります」

「じゃあこのまま私の家まで送ってって」

「はぁ、分かりましたよ、しょうがないなぁ、今日だけだからな」

「やった~、ありがとう、た・か・は・た・くん」

こうして俺は明西さんを家まで送っていってから俺も家に帰った。そして俺は寝るためにベットの中にいる時に一瞬すごく不安になった。何が原因だったのかは分からなかったけど・・・。

そしてその次の日の朝、その不安が見事に的中する出来事が起きた。

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