ミックスラブルス
「本当に?」
「だけどデートでね」
「だから恥ずかしいからそのフレーズを言うな」
この調子で俺は明西さんと色々話しながら明西さんを家まで送って、どこにも寄り道することなく家に帰った。
「ただいま」
「あ、お帰りお兄ちゃん」
俺が玄関を開けて家に入ると、階段の上から菜々が降りてきた。普段は母さんも顔出してくれるのだが今日は出てこなかったから何でだろうと気になった。
「あれ、母さんは?」
「お母さんは買出しに行ったよ」
「そうだったのか」
そう言って俺が菜々の隣を通った時だった。
「あれぇ、お兄ちゃんから女の人の香りがするー」
「そ、そんなわけないだろ。何言ってるんだ菜々は」
「えぇ、この香りは絶対に女の人のだって。だってお兄ちゃんの香りと全然違うもん」
「うっ・・・」
どうやら家に送るまで俺の左腕に抱きついてた明西さんの香りに菜々は気づいてしまったらしい。言い訳を言いたかったがさっき明西さんに素直じゃないとモテないぞと言われたことを思い出して少しでも素直になろうと思って観念した。
「今日クラスメートの女子と一緒に帰ってきたんだよ」
「えぇ~、お兄ちゃんが女子と二人っきりの下校~」
俺が正直に話した瞬間、菜々はすごい勢いでびっくりして大声で叫びながら飛び跳ねた。まぁそういう反応をされるだろうと予想していたからあまりびっくりはしなかった。
「あぁ、あと今週の日曜日にその子と遊園地に行くことになったからそこんとこよろしくな」
「・・・・・えぇ、お兄ちゃんがデート」
俺の発言にびっくりしすぎて少しの間思考停止した後にいきなり大声で言い出した。俺は菜々が叫んでるのを気にせずにとっとと自分の部屋に入った。
「はぁ、今週の日曜日に明西さんとデートかぁ。」
着替えもせずにベットに倒れこんでハァッと大きな息を吐き出した。そしてそのまま少しの間ゆっくりしたあと寝る準備をして日曜日のデートのことを考えながら静かに眠りについた。
そしてそれから数日後の日曜日、ついに明西さんとの遊園地デートの日が来た。遊園地には始めて入るから自然と楽しみに思えた。
「このくらいに着けばいいだろう」
「だけどデートでね」
「だから恥ずかしいからそのフレーズを言うな」
この調子で俺は明西さんと色々話しながら明西さんを家まで送って、どこにも寄り道することなく家に帰った。
「ただいま」
「あ、お帰りお兄ちゃん」
俺が玄関を開けて家に入ると、階段の上から菜々が降りてきた。普段は母さんも顔出してくれるのだが今日は出てこなかったから何でだろうと気になった。
「あれ、母さんは?」
「お母さんは買出しに行ったよ」
「そうだったのか」
そう言って俺が菜々の隣を通った時だった。
「あれぇ、お兄ちゃんから女の人の香りがするー」
「そ、そんなわけないだろ。何言ってるんだ菜々は」
「えぇ、この香りは絶対に女の人のだって。だってお兄ちゃんの香りと全然違うもん」
「うっ・・・」
どうやら家に送るまで俺の左腕に抱きついてた明西さんの香りに菜々は気づいてしまったらしい。言い訳を言いたかったがさっき明西さんに素直じゃないとモテないぞと言われたことを思い出して少しでも素直になろうと思って観念した。
「今日クラスメートの女子と一緒に帰ってきたんだよ」
「えぇ~、お兄ちゃんが女子と二人っきりの下校~」
俺が正直に話した瞬間、菜々はすごい勢いでびっくりして大声で叫びながら飛び跳ねた。まぁそういう反応をされるだろうと予想していたからあまりびっくりはしなかった。
「あぁ、あと今週の日曜日にその子と遊園地に行くことになったからそこんとこよろしくな」
「・・・・・えぇ、お兄ちゃんがデート」
俺の発言にびっくりしすぎて少しの間思考停止した後にいきなり大声で言い出した。俺は菜々が叫んでるのを気にせずにとっとと自分の部屋に入った。
「はぁ、今週の日曜日に明西さんとデートかぁ。」
着替えもせずにベットに倒れこんでハァッと大きな息を吐き出した。そしてそのまま少しの間ゆっくりしたあと寝る準備をして日曜日のデートのことを考えながら静かに眠りについた。
そしてそれから数日後の日曜日、ついに明西さんとの遊園地デートの日が来た。遊園地には始めて入るから自然と楽しみに思えた。
「このくらいに着けばいいだろう」