†小悪魔の捕まえ方†
「・・・・・・・・・え」
福森の顔を見た瞬間、
俺からはなんとも間抜けな声がでた。
いや。
だって。
ちょ、顔が・・・・・・
「真っ赤・・・・・・」
びくっと福森の身体が大きく震えて、
初めて声が漏れてたことに気づいた。
「も、もー!!
びっくりしちゃったってば!」
「あ・・・・・ごめん」
「いいのいいの!
気にしないでね。ごめんねなんか!」
俯きながら、
手でパタパタ顔を仰ぐ福森。
そんな反応の福森に、
思わず俺も顔が熱くなってくる。
それから生まれる小さな期待。
もしかして、
・・・・・・照れた?