†小悪魔の捕まえ方†




それだけじゃない。





“これからも俺は、
そういう対象で見ることはない”






そんな事実も同時に突きつけられてる気がした。




ぐるぐると渦巻く“何か”。




腹の底から喉の辺りまで、
一気に痛くなる。





くそ





くそ





くそ







「谷澤くん?」



目を丸くさせながら俺の顔を覗き込む福森。



その顔を見たって、
このえも知れぬ“何か”は消えなくて。




< 25 / 46 >

この作品をシェア

pagetop