気まぐれ王子様と甘い恋【完結】
藍ちゃんのために。
大好きな友だちのために。
「藍さん。まだ僕のこと諦めてないんですか?」
「「え……?」」
杉田くんの言葉を聞いて私と藍ちゃんは目を開いた。
「しつこいですね?藍さんって…
そーいう女性は嫌われますよ」
クスッと笑って杉田くんは私たちの横を通りすぎた。
私は隣りにいる藍ちゃんを見た
「……っ……」
藍ちゃんは下唇を噛み締めもう泣き出しそうな表情………だった