気まぐれ王子様と甘い恋【完結】




その時また雷が落ちて凄い音がした



「きゃゃゃあ!かみなりイヤ~」


私は両耳を塞いでしゃがみこむと後ろから璃久くんが耳元で


「やっぱり怖いだろ。昔から詩音は雷が苦手だったからな」



勝ち誇った表情で私の顔を覗きこんできた



璃久くん、私が雷苦手なこと覚えてたんだ…
あの約束は忘れたくせに。


要らないことは覚えてるんだ


この気まぐれ王子め!!




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