小さな愛
「あっまた泣いてる
本当みお最近どーしたの??」
ほらまた。
匠輝はアタシが匠輝の事好きだなんて
ぜんっぜん気付いてない。
アタシの恋は
いつも簡単に進んでいた
智也の時もそうだった。
アタシが4年の頃に告白して…
その次の日に
「俺も好きだった」
って言われて
クラスのみんなからも
先生からも
【ラブラブなみおと智也】
とはやしたてられていた
そんなうちに
智也はアタシにドンドン
執着していって
【結婚して下さい】
とかも言われた
アタシはほんの軽い気持ちで
告白したのに、
こんな純情な子だったんだ
って思って
神様にごめんなさいって思った