空は青 海は青
「……うぅ…そ…らッ……」
「…ど…して……空がッ」
ズキッ
(私が…死ねばよかったの?)
やっぱり…私より、お姉ちゃんなんだ…。
皆…そうなんだ。
「……お父さん…?…お母さん…?」
私は凄く、不安になった。お父さん達を呼ばなきゃ、置いていかれそうで。
「……おと…さん……お…か…さん…」
どんどん息がしずらくなってきた。
「……う…空!!……空ぁぁ!!」
私は、意識を手放した。
「……海っ!……海っ!!!」
私の名を呼ぶ声を聞きながら…。