ばいばい
今度の旅館は、旅館というよりホテル。
「きれーだねー。」
あたしがキョロキョロしながら歩いていると、夏姉があたしの肩を叩いて言った。
「ねえ、こと!
後であそこ行こう!」
夏姉の言う先はお土産屋さんだった。
「分かった!」
「康も呼んどいでよ!
おっきいからいっぱい選べるよ!」
「そうだね!」
あたしたちは荷物を置いて、予定を聞いてから、部屋を飛び出した。
そして、康を呼んで、さっきのお土産屋さんに行った。