ばいばい
あたしは、自分の耳を疑った。
「…明日…?」
「…明日だよ。」
あたしは泣きそうになったけど、2人の前だったから平然を装った。
「あーそっか!
…明日だ…!…忘れてたよ!」
そんなあたしの気持ちを読み取った2人が立ち上がった。
「明日だったら…準備もあるだろうし…。
あたしたち、帰りますね!」
さっちゃんはドアノブに手をかけた。
「…あーごめんね!
また帰ってくる時には、連絡するから。
また話そうね!」
「はい。」
小さくお辞儀をして、2人の姿はなくなった。