ばいばい
―――――康SIDE
「はい。持ってきた。」
「おっ!康サンキュー!」
自分から話しかけない分、友達作るのが昔から苦手。
でもとりあえず、班の人達とは仲良くなれた…と思う。
「高原ってまじ喋んないよねー。」
班の少し濃い女子が言う。
「いやー彼女の前とか、サッカーしてる時、こいつまじ喋るよ!
笑顔超可愛いの!」
「余計なこと言ってんじゃねーよ!」
俺は同じサッカー部の班員を軽く殴った。
「え、もしかして照れてる?
嘘ーっ!
まぢ可愛いじゃん!」