ばいばい

―――――

美波と海月くんは無事付き合ったらしく、帰り道は騒がしかった。


「美波、良かったね!」


「うん!」


嬉しそうに笑う美波は、幸せそうな笑顔だった。


「え、何々。

じゃあ、康は美波ちゃんが俺を好きだ、

って気付いてたの?」


「うん。」


女子3人で盛り上がる後ろで、男子2人も盛り上がっていた。


「美波ちゃんから聞いたわけじゃなくて?

見てるだけで気付いてたの?

琴音ちゃんに聞いたわけじゃなくて?」


「うん、だからそうだって。

見てるだけで気付いてた。」


これを聞いた美波が後ろを向いて言った。


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