ばいばい

部活も終わって、いつものところで康を待っていた。


「ごめん。」


そう言いながら、康が走ってきた。


「いいよ、お疲れ。」


なんだか緊張して、いつもより静かな帰り道だった。

雨の音で静さが免れ、そのまま家に着いた。


「俺汗かいてるし、着替えるわ。

着替えたら電話する。」


「分かった。」と返事をして、家に入った。

着替えて、ベッドに寝転びながら音楽を聴いていると、携帯が鳴った。

あたしは携帯を持って、傘をささずに隣の家に入った。



< 161 / 247 >

この作品をシェア

pagetop