ばいばい
部活も終わって、いつものところで康を待っていた。
「ごめん。」
そう言いながら、康が走ってきた。
「いいよ、お疲れ。」
なんだか緊張して、いつもより静かな帰り道だった。
雨の音で静さが免れ、そのまま家に着いた。
「俺汗かいてるし、着替えるわ。
着替えたら電話する。」
「分かった。」と返事をして、家に入った。
着替えて、ベッドに寝転びながら音楽を聴いていると、携帯が鳴った。
あたしは携帯を持って、傘をささずに隣の家に入った。