ばいばい

あたしの言葉に笑った美波の彼氏の海月くん。

夏休み中も、夏休み明けてからも、何回か遊んだって聞いたけど、美波の話はあたしには刺激が強すぎる。

昨日の康の行動でさえ、あたしはこんなに引きずっているのに、美波たちは遊ぶたびに抱かれるという。

キスまではいってないって言ってたけど、あたしには無理だった。

中2で初めて付き合って、それが康だから、あたしは今の付き合いが普通だった。


そんなことを考えていると、美波が口を開いた。


「でもことたちはそれでいいよね。」


笑ながら言う美波を見ながら、あたしは首を傾げた。


「どういうこと?」



< 170 / 247 >

この作品をシェア

pagetop