ばいばい


たしかに服は好き。

だけど、流行りに敏感でもないし、センスがあるとか思わない。

そんなあたしに夏姉は言った。


「ことの合わせた服、いつも好評だよ!」


びっくりしたけど、嬉しかった。

だからあたしは、スタイリストを目指すことにした。


「美波も先生でしょ?」


美波は昔から子どもが好き。

だから幼稚園の先生になりたいらしい。

2年の終わりぐらいから、勉強を始めていて、頑張っている。




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