ばいばい


あたしは現実に戻り、明るくあいさつをした。


「酒井琴音です。17歳です。」


あたしは目線を合わせるためにしゃがんで言った。


「ことねちゃん!」


「琴音お姉ちゃんだろ?」


こうたくんの頭をポンッとしながら軽く叱るお父さん。


「いいですよ、琴音ちゃんで。」


笑ながら言った。


「すいません。

あ、俺は…上田優太です。」


笑って謝った後、恥ずかしそうに自己紹介をしてくれた。





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