ばいばい

今週からは、入部届けを出した人から部活を始めることが出来る。


「また決まらなかったよー!」


美波が帰り道の廊下で残念そうに叫んだ。


「今から、何のために美波の家に行くの?」


あたしは笑いながら言った。

あたしたちは、早く部活がしたくて、美波の家で今日決めることになった。


「いいの?

いつも康くんと帰ってたのに…。」


「康はもう入部しちゃってるしね。

ちゃんと言ってるから大丈夫だよ!」


あたしは笑顔で言った。



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