ばいばい
満天の空
「同じクラスだったらいいのになあ。」
歩いている途中、康がつぶやいた。
「うん!」
そうやって、話しながら行っていると、あっというまに着いてしまった。
「このプリントでクラスを確認して、各自のクラスで待機していてください。」
学校に着くなり、一番避けたかったものを渡された。
「あー見たくないなあ…。」
そう言いながらも、あたしはプリント見た。
「…あ、あった!」
「何組?
俺、3組。」
「え~…!あたし、5組…。」
康は、泣きそうな顔で見つめる、あたしの頭を、優しくポンポンした。
「毎日、一緒に帰ろうなっ!」