ばいばい

終わりの挨拶をして、周りは、それぞれのことをしている。

掃除や、部活に行く人、一番人がいろんなところにいる時間。


「さっつー!!」


美波が必死に叫ぶ先に、あたしたちを探しているのか、キョロキョロしたさっちゃんがいた。


「あ、いた!」


さっちゃんが走ってこっちへ向かってきた。


「早く行こっ!」


一番部活を楽しみにしていた、美波は最高潮に機嫌が良かった。


「機嫌良すぎるでしょ、あれは。

何か起こるね。」


そうあたしに小さく言った。

そしてさっちゃんは、美波を追いかけて軽く走った。

あたしも、さっちゃんの言葉に微笑みながら、2人を追いかけた。



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