ばいばい

~~~♪

昼ちょっと過ぎに鳴った携帯。


「康が今から来るって。」


久しぶりに夏姉とお母さんと3人一緒にお昼ご飯を食べていた。


――――ピンポーン


「久しぶり~っ!

やーん、大きくなったっ!?」


ドアを開けるなり、康に抱きついた夏姉。

康の頭を撫でながら言った。


「もう俺は子供じゃない。」


「…ことの言う通り生意気になったー!

あたしにこんなこと言う子じゃなかったのに…。」


「…琴音、一体何喋ったんだよ。」


康が鋭い目をあたしに向けた。


「別に…。」


あたしは動揺を隠すようにそっぽを向いた。


「…まあまあ。」


その後はみっちゃんも夏姉に会いに来て。

あたしのお母さんも入ってみんなで長いこと話をした。



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