sky blue
そんな決意をした時に彩花の部屋から遺書が出てきた。

『彰平へ

 いきなりいなくなってゴメンね。

 私も彰平の隣にずっといたかったけど、もう耐えられなかった。

 それに、彰平を傷付けてしまいそうだったから。

 きっと、彰平は私が自殺したから自分を責めて”人を二度と好きにならない”とか思ってるかもしれない。

 だけど、そんなこと考えちゃダメだよ。

 そんなことしたら、彰平がダメになっちゃう。

 人は、人を好きになって変われるものだから。

 人は、人を愛するために生まれたものだったから。

 だから!!!!!!!!!

 彰平には、私の分まで生きて 恋して欲しいの。

 前に進んで欲しいの。

 私はずっと彰平を見守ってるから。

 助けるから。 絶対に。



 愛する彰平へ 

 愛を込めて 彩花より』
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