sky blue
会社でも、自分の地位を利用して、とにかく探した。


そして、やっと見つけたんだ。
          君を。

でも、君は寂しい瞳をしていた。
何か思い詰めたように苦しそうな目を。
何かを探すような必死な目を。
何かを想って切なく歪んだ目を。


君に笑って欲しかったんだ。
ただ、素直に。



君に近づいた。
でも、君は俺を”客”として見た。
その度に胸が締め付けられる思いだった。
俺の存在って小さいなって。
その度に・・・・。





そして、4年前のあの日のように君にいったんだ。
”好きだ”と。

でも、結果は変わらなかった。
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