草食男子に恋してる+。
結構人が並んでいる。
まだかなぁ...
と思いながら待っていると.....
「はい」
目の前でチョコバナナを
渡された。
いったい誰?
顔をあげると.....
それは
班場稔輝だった。
えっ.......
えーーーーーーーっ!?
な、なんで!?
いつの間にっ!?
私はしばらくの間
言葉を失ってしまった。
「あ、ありがと」
そう言い返すと
彼は何も言わずに
友達の方へと行ってしまった。
この時私は
見かけによらず
優しいんだなぁ......
と思った。
でも、なんでチョコバナナを
くれたんだろう......?
不思議に思った。
「あやぽー。
買ってきた?」
ももが問う。
「いや、それが....」
事情を話すと
「よかったじゃん」
2人はそう言った。
そして
私はそのチョコバナナを食べながら
2人と一緒に歩き出した。
この時
私の心には
あの人ともっと
仲良くなりたい
という気持ちが芽生えていた。
そして
私は
ももに思わぬ言葉を発してしまった。