草食男子に恋してる+。
自転車で走っている時、
私はとしの隣に並ばなかった。
近づきたくなかった。
わざと後ろに並び、
ケータイをいじりながら
走っていた。
すると、
としが止まった。
びっくりして
私も止まった。
としがこっちを
見ている。
「並ぼうよ?」
としが言った。
バレちゃった。
「うん。」
私はしょうがなく並んだ。
でも、またしばらくたって
気づかれないように
後ろに並んだ。
そして
ゲーセンに着いた。
あぁ.....
帰りたい.....
私は思った。
自転車をとめたあと
手を差し出された。
私は
荷物をもってあげる
という意味で差し出してきたかと
思った。
そう思って
「いいよ;」
と言ったら
「?∑」
という表情が
返ってきた。
何その表情!?
そう思ってると
私の手を握って
歩き出した。
あ、そういうことね;;
私は思い、
としと手を繋ぎながら
中へ入っていった。