願わくば……




「ドドドドドーッ」




深夜2時


普通なら静かな時間にものすごい音がして私は目が覚めた




「何事……??」




気になって窓の外を見ている大人数で叫んだり大音量で音楽をかけているバイクが数台走り去っていき、その後を、パトカーがサイレンを鳴らしながら追いかけている




あ……

暴走族か……




そう思いその光景を見ていたその時に、病院の中庭の方で傷だらけで倒れている男の人を見つけた




「助けるべき…
だよね…ッ」




そう考え私はなるべく無理しないよう、全力で中庭の方へと走った




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