願わくば……
ウザいからほって行こっかなー…
なんか、ここまで必死になって来てやったのに感謝の台詞も無いしさー…
1発蹴って見捨てよっかなー…
などとも考えたが、“一応”怪我人な訳だから、私はそいつを肩に背負って私の病室まで戻った
「ベッド……
役にたった…」
ちゃんと看護師さんとか呼んで治療してほしかったけど、今は、こんな時間だし…
ましてや身元の知らない人の治療なんか、ここ(病院)はしてくれるのか不安だったので、出来るだけの応急処置(消毒したり、絆創膏を貼ったり)は私がした
「後は、コイツが起きるのを待って
起きたら色々聞くとか位しか出来ないよね…」
髪は逆立っていてしかも金髪…
どこから見ても不良なコイツが一体何を話すのかを楽しみにして今日は寝る事にした
看護師さんとかに見つからなきゃ良いけど…
てか、明日朝先生呼んで治療してもらわなきゃな……