願わくば……
「――…あ…
起きたんだ…」
そこには俺が意識を失う前に見た女がいた
「あ…そうそう…
あばら骨…全部折れちゃってるらしいから、無理しない方がいいよ…」
その女は買って来たものだろうか、紙コップに入ったココアを飲みながら俺の隣のベットに腰を下ろした
「…誰だ…??
…テメー…」
「仮にも命の恩人の事をテメー呼ばわり??」
………はぁ??
命の…恩人ッ!?
……………ヤバい…
全くって言って良いほど思いだせねぇー…
恩人…??
コイツが…ッ!?
俺は、揺らされて傷口を開かれて位しか記憶がねぇー…
てか、あばら骨全滅…??
暴れすぎたなこれは…