願わくば……




「……お母さんが悪いんじゃないからね…
あんまり…自分の事…攻めたり…しないでね…??
苦しくなったら、私じゃなくても誰かに愚痴…言ってね…」




そう言うとお母さんはこちらを向き笑顔で




「天が娘で本当に良かった……」




そう、呟いてお母さんは病室から出て行った




「大丈夫かな…」




これじゃ、ほんとにどっちが親か分からない…


それより……
なんでここは個室なのに、ベッドが2個あるんだろうか…




まず…誰用??




私が荷物置きとか等に使っちゃっていいんだろうか……




など、考えながら私は不自然な隣のベッドを見つめた




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