からっぽな街
「誰よ。その、ジュンギって?俺、笑われない?」
「笑わないよー。だって、似てるんだもん。すっごくかっこいいんだよ。目とかね、超似てる。」
「ん?わかんね。有名なの?」
「うーん。私は、韓国ドラマが好きだから、好きだけど、みんな気づかないでしょ。」
「ははっ。だな。ユウ、韓国ドラマばっか見てんもんね。同年代の友達は、見ねーっしょ。」
「うるさいなー。」
「ま。いっか。じゃ、俺、『ジュンギ』にしよう。」
「うふふ。ぴったり。」
パフェを食べながら、キャンプネームを決めた。決めたのは、私だったけれど。
それでも良かった。テツヤを、誰か知らない人に、テツヤと呼ばれなくて済むと思えば。
次にキャンプリーダー達と会うのは、キャンプの当日になる。八月三日から、三泊四日。
「笑わないよー。だって、似てるんだもん。すっごくかっこいいんだよ。目とかね、超似てる。」
「ん?わかんね。有名なの?」
「うーん。私は、韓国ドラマが好きだから、好きだけど、みんな気づかないでしょ。」
「ははっ。だな。ユウ、韓国ドラマばっか見てんもんね。同年代の友達は、見ねーっしょ。」
「うるさいなー。」
「ま。いっか。じゃ、俺、『ジュンギ』にしよう。」
「うふふ。ぴったり。」
パフェを食べながら、キャンプネームを決めた。決めたのは、私だったけれど。
それでも良かった。テツヤを、誰か知らない人に、テツヤと呼ばれなくて済むと思えば。
次にキャンプリーダー達と会うのは、キャンプの当日になる。八月三日から、三泊四日。