からっぽな街
「きらり!戻ってきなさい!」
「あ。はーい。」
ばれたか、というように戻ってくる。
それぞれ、適当な木を選ぶと、テーブルに運び、のこぎりで薄くスライス始めた。
のこぎりに一番慣れていたのは、経験者でもあるリッツで、丁寧に教えてくれた。
ぽくは、まだ切ることが出来ないので、一緒にのこぎりを持って、手を動かしたりしながら、なんとか、切ることが出来た。
紙やすりは、自分でさせた。
「俺の、ぐちゃぐちゃなんだけど。」
ちょっと切るごとに、すぐにふざけるので、のこぎりの刃が真っ直ぐに入らず、がたがたとした輪切りになっていた。
「あらら。でも、だいじょーぶだよ。」
「まじめにやんないのが悪いんだよ。」
ぶー。と、変な顔をリッツに見せる。
それでも、なんとか、紙やすりをかけて、名前を書き、夕食までには、全て完成させることが出来た。
嬉しかったのは、ぽくに付きっ切りだった私に、リッツとニケ、ちゃちゃが、『ゆん』と書いた名札を作ってくれたこと。
プレゼントされて首からかけたとき、不覚にも、泣き出しそうになってしまった。
「あ。はーい。」
ばれたか、というように戻ってくる。
それぞれ、適当な木を選ぶと、テーブルに運び、のこぎりで薄くスライス始めた。
のこぎりに一番慣れていたのは、経験者でもあるリッツで、丁寧に教えてくれた。
ぽくは、まだ切ることが出来ないので、一緒にのこぎりを持って、手を動かしたりしながら、なんとか、切ることが出来た。
紙やすりは、自分でさせた。
「俺の、ぐちゃぐちゃなんだけど。」
ちょっと切るごとに、すぐにふざけるので、のこぎりの刃が真っ直ぐに入らず、がたがたとした輪切りになっていた。
「あらら。でも、だいじょーぶだよ。」
「まじめにやんないのが悪いんだよ。」
ぶー。と、変な顔をリッツに見せる。
それでも、なんとか、紙やすりをかけて、名前を書き、夕食までには、全て完成させることが出来た。
嬉しかったのは、ぽくに付きっ切りだった私に、リッツとニケ、ちゃちゃが、『ゆん』と書いた名札を作ってくれたこと。
プレゼントされて首からかけたとき、不覚にも、泣き出しそうになってしまった。