からっぽな街
山の中に入ると、時間が立つことが、早く感じる。あっという間に、陽が落ちて、そうして、すぐに八月だというのに、肌寒くなる。
「くしゅん。」
「ぽく、鼻水出てるよ。」
「ああ。ほんとだ。」
カバンから、ティシュを取り出し、ぽくの鼻を拭いた。
陽も暮れてきて、随分冷えてきたので、子ども達と一緒に、一度、荷物を置いている小屋に戻り、上着を取りに行くことにした。
「ああー。たーたー!」
リッツが、既に小屋にいて荷物から上着を取り出している班の女の子を見つけて、抱きついた。
「くしゅん。」
「ぽく、鼻水出てるよ。」
「ああ。ほんとだ。」
カバンから、ティシュを取り出し、ぽくの鼻を拭いた。
陽も暮れてきて、随分冷えてきたので、子ども達と一緒に、一度、荷物を置いている小屋に戻り、上着を取りに行くことにした。
「ああー。たーたー!」
リッツが、既に小屋にいて荷物から上着を取り出している班の女の子を見つけて、抱きついた。