からっぽな街
16
「ゆん、朝だよー。」
多分、ちゃちゃの声。眠たい。今、何時だろう。
「ゆんー。」
ちゃちゃが、何度も体を揺する。
「ゆん、起きないね。」
「ゆんー。」
ニケも居るのか。眠たい。連日の寝不足と、昨日の川遊びの疲れが、どっと来た。だいたい、夜ミーティングが、長過ぎなのだ。
「ゆんー?」
ちゃちゃに、体を揺らされる。辞めてくれ。
夜は冷えるので、蓑虫みたいになるべく寝袋の奥に、うずくまって眠る。その上から、ちゃちゃと、ニケが起こそうとしてくる。
「ゆんー?」
寝袋の中で、目を閉じたまま、眉間に皺を寄せる。もうー!
がばっ!と、勢い良く、寝袋を飛び出す。
「きゃあー。ゆんが、起きた!」
嬉しそうに、にこにこと笑っている。
多分、ちゃちゃの声。眠たい。今、何時だろう。
「ゆんー。」
ちゃちゃが、何度も体を揺する。
「ゆん、起きないね。」
「ゆんー。」
ニケも居るのか。眠たい。連日の寝不足と、昨日の川遊びの疲れが、どっと来た。だいたい、夜ミーティングが、長過ぎなのだ。
「ゆんー?」
ちゃちゃに、体を揺らされる。辞めてくれ。
夜は冷えるので、蓑虫みたいになるべく寝袋の奥に、うずくまって眠る。その上から、ちゃちゃと、ニケが起こそうとしてくる。
「ゆんー?」
寝袋の中で、目を閉じたまま、眉間に皺を寄せる。もうー!
がばっ!と、勢い良く、寝袋を飛び出す。
「きゃあー。ゆんが、起きた!」
嬉しそうに、にこにこと笑っている。