からっぽな街
今日は、一日中遊ぶ日。午前中は、釣り、午後は、沢遊び、最後の夜は、キャンプファイヤーの予定だった。
「釣り竿の先の金具にね、こうやって、ご飯粒を丸めて、えいっ、って、引っ付けるの。それで、魚が食べたなーって、思ったら、引っぱられるから、慎重に、魚の喉にぐいって、引っ掛ける感じにして竿を引き上げるんだよ。じゃないと、逃げちゃうから。」
慣れた手付きで釣りの方法を教えてくれたのは、リッツだった。みんなで、ごはんつぶを丸め、竿の先の金具に、ご飯粒を付ける。
ぽくも、なんとか自分でつけることが出来た。一斉に、池の中に、釣り糸を垂らす。
「私ね、去年もやったんだけどね、去年は、ごはんじゃなくて、バッタをえさにしてた人もいたの!そしたらさ、こうやって、えーい!って、糸を垂らした時、水の上をバッタがぴょんぴょんしてて、おかしかったー。」
「ええー。バッター?」
気持ち悪そうな顔で尋ねるニケは、虫が苦手なのだ。
「釣り竿の先の金具にね、こうやって、ご飯粒を丸めて、えいっ、って、引っ付けるの。それで、魚が食べたなーって、思ったら、引っぱられるから、慎重に、魚の喉にぐいって、引っ掛ける感じにして竿を引き上げるんだよ。じゃないと、逃げちゃうから。」
慣れた手付きで釣りの方法を教えてくれたのは、リッツだった。みんなで、ごはんつぶを丸め、竿の先の金具に、ご飯粒を付ける。
ぽくも、なんとか自分でつけることが出来た。一斉に、池の中に、釣り糸を垂らす。
「私ね、去年もやったんだけどね、去年は、ごはんじゃなくて、バッタをえさにしてた人もいたの!そしたらさ、こうやって、えーい!って、糸を垂らした時、水の上をバッタがぴょんぴょんしてて、おかしかったー。」
「ええー。バッター?」
気持ち悪そうな顔で尋ねるニケは、虫が苦手なのだ。