からっぽな街
レストランのアルバイトは、立ちっぱなしで、ユニフォームから着替えるとき、すっかりむくんでしまった足を、きつくなったブーツの中に押し込みながら、断ることの出来なかった、はっきりと断ることの出来ない自分の性格と、そういう弱みに付け込んでくる、最近太り始めている店長を恨んだ。
昨日も朝方まで、テツヤとゲームをしていて、ろくに眠っていないというのに。軽帯電話の鏡の部分で、目の下を確認する。
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