からっぽな街
静寂の街には、私ひとりきりなので、音なんてないのだ。良く整備された無表情な道路を歩いている。四角いコンクリートの家と店の間に、コンクリートの道がある感じ。
店や建物、空を見ながら、ハンバーガーを齧る。コーラを飲む。
天気がいいので、気分がいいのだ。噛み切れなかったベーコンを、一枚丸まる口で抜き取って、ぺろりと食べる。唇のテカテカしたのを、下で舐めると、コーラを飲む。
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