からっぽな街
髪の毛を拭きながらソファーに行くと、シュークリームと珈琲が並べられていた。
「わー。ありがとう。」
タオルを頭に巻くと、珈琲を啜る。
「おいしい。さ、食べよ。食べよ。」
「うん。いただきます。」
テレビを見ながら、シュークリームを食べる。おいしいね。と言いながら、珈琲を飲む。 
そうして、見ていたテレビが終わった頃、歯磨きをして、仲良く、一緒のベッドで眠る。  
こういう日常。先に眠ったテツヤの寝顔を見ながら、目を閉じる。
< 39 / 286 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop