からっぽな街
サンドイッチを食べ始める。このとき、もっと、やっと飯にありつけたー。とばかりに、ガツガツと食べたかったのだが、小食の私には、その食へ対する勢いを持ち合わせていなかった。
パサパサとしたパンは、口の中の水分をすべて吸い取ってしまうので、飲み込むのに苦労した。いちいち、水分を必要としなければならなかった。
こういう散歩のときは、サンドイッチは向かない。次は、フルーツを持って来るべきだと、一つ学習し、残りのサンドイッチをリュックに仕舞う。
随分、遠くまで来てしまった。
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