からっぽな街
4
テツヤが山中さんに、誘われたという、キャンプリーダーのボランティア募集と書かれた、チラシに目をやる。
私のアルバイトが休みで、時間をかけて作ったキーマカレーとナンを、夕食に、一緒に食べているところだった。
「これ、どうしたの?」
「いいでしょ?山中さんに、誘われた。」
「へえー。小学生や中学生とキャンプだってー。」
「うん。そう。ユウも行こうぜ。」
「えー。でも、私、バイトあるし。」
「そんなん、休めば、いいじゃん。夏なんだしさ、ちょっとくらい休もうぜ。これ、タダだしさ、行こうよ。」
「うーん。」
返事を渋っていたが、本当は、直ぐにでも、行きたくない。と、言いたかった。キャンプは、好きではないのだ。
出かけるときに荷物が多くなるし、移動するのが、不自由だ。それに、キャンプ場となっている山は服や体が汚れる。汗もかく。それなのに、ゆっくりと風呂に入って、汚れを落とすこともできないだろう。
私のアルバイトが休みで、時間をかけて作ったキーマカレーとナンを、夕食に、一緒に食べているところだった。
「これ、どうしたの?」
「いいでしょ?山中さんに、誘われた。」
「へえー。小学生や中学生とキャンプだってー。」
「うん。そう。ユウも行こうぜ。」
「えー。でも、私、バイトあるし。」
「そんなん、休めば、いいじゃん。夏なんだしさ、ちょっとくらい休もうぜ。これ、タダだしさ、行こうよ。」
「うーん。」
返事を渋っていたが、本当は、直ぐにでも、行きたくない。と、言いたかった。キャンプは、好きではないのだ。
出かけるときに荷物が多くなるし、移動するのが、不自由だ。それに、キャンプ場となっている山は服や体が汚れる。汗もかく。それなのに、ゆっくりと風呂に入って、汚れを落とすこともできないだろう。