Magical☆Player

華の女王

*華の女王*


改札を抜けると、そこは春の国だった。





4月。



この道を通るのは、いつぶりだろう。


たった3週間経っただけなのに、道が変わったようにさえ見える。



満開の桜並木。





「綺麗・・・」



思わずため息を漏らして、私は学校へと続くピンクのトンネルを見上げた。

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